着物をショッピングする上での注意

着物屋で3年働いたことがあります。

志望動機は、年を取ったほうが素敵に着こなすことができ、歴史的背景や、ドラマがあり、一生携わる仕事として魅力を感じたからです。

しかし入社してみると、もちろん内情は非常に厳しいもので、ノルマに追われる毎日でした。

自分の金銭感覚とは明らかに桁が違うもので、その魅力を勉強し、その価値を伝えてお客様を魅了するというものです。

そのものの魅力は勿論のこと、通常のショッピングでは味わうことのない高揚感はある種の中毒性もあり、つい惹き込まれていくのです。

人生をも変えかねない着物に魅了された一人ですが、自分の範囲をわきまえて楽しむことが難しいながら大切だと肝に銘じています。

着物が好きになると、その背景が知りたくなります。

あるいは、その背景を知り魅力に取りつかれます。

とりわけ固モノといわれる紬には、歴史的背景、産地に密着した物語があり、気の遠くなるような緻密な手作業の賜物だとしると、単なるショッピングとは別のカテゴリーです。

見た目は、何とも地味であるため、本当の自己満足、究極のショッピングだといえます。

高価な代償を払い、数々の失敗を経て究極の自己満足にたどりつくといえます。